晩秋の4日間、100名のゲストに向けて、京都のお庭、隠れ寺、そして山々を舞台に、新たな章が幕を開けます。
この旅の案内人は、禅の教えに深く根ざした日本の哲学「妙(みょう)」。
それは、平凡な日常の中に静かに息づく「非日常」を見出すこと。
緑の苔にのぞくうららかな光の中に、山の静寂の中に、そして、刹那の合間に。
それぞれの場所は、単なる舞台ではなく、意味を宿す場
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原
山
荘
Ohara Sanso
大原山荘
京都から北へ一時間。
杉の森が深まり、山々に抱かれた地に大原がある。
12世紀の頃より、大原女たちは薪を頭に載せ、京の町へと続く道を歩いた。
藍の着物と藁細工の装いをまとったその姿は、この土地の営みとともに受け継がれ、北の大原を象徴する風景となっている。
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ACG Villa Kyoto
ACG Villa Kyotoは、北白川に佇む静かな数寄屋造りの邸宅。ここではアートが建築や庭園、そして四季とともに移ろう自然の気配と呼応しながら存在している。空間そのものとの対話を通じて、作品との新たな出会いが生まれる場所。
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馬
山
Kurama Mountain
鞍馬山
京都の北にそびえる鞍馬山。杉木立の中を続く参道や灯籠が並ぶ小径、苔むした石段が、訪れる人を山深い世界へと導く。古くから修行と精神的な変容の場として知られ、僧侶たちの逸話や霊気発祥の伝承、さらには武芸修練の伝説が今も息づいている。その静かで揺るぎない存在感は、多くの人々を魅了し続けている。
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Ochill TeaRoom
京都の一角にひっそりと佇むOchill TeaRoomは、茶・瞑想・現代アートを通して「集う」という行為を見つめ直す空間。静かな坐禅や茶会、ティースモーキングといった体験に、禅の精神と実験的なアプローチを融合。静けさのなかで自らと向き合い、感覚を澄ませるための場所。
4日間にわたり、
4つの物語が紡がれていく。
2026年10月22日
Arrival / Silence
静けさに入る
私たちは、心をひらいてこの地へと向かう。
どこからか携えてきた喧騒も、山々はただ、裁くことなく受け入れてくれる。
「外は広い、内は深い」
— 鈴木大拙『禅論文集』より
舞台は、東山の聖地から。
「未知なるワンダーは、どこに宿るのか。それは、あなたの内にあるのだろうか。
古来、京都が育んできた文化は、この問いを何よりも尊んできた。
さあ、あなたの精神の巡礼をはじめよう。
京都という文化の揺りかごから、
幕開けの儀式を、今。」
2026年10月23日
Attunement / Sensitivity
感覚が開く
2日目、私たちは調和していく。直感に導かれ、自らを呼ぶ声の方へ。「心」「自然」「音」を通じ、それぞれが自らの道を見出す。夕闇が迫る頃、その道は京都の中心で再びひとつに交わる。
霜降(そうこう):露が結んで霜となり、楓(かえで)が紅く染まり始める季節。
京都のまちで、私たちの集う場所を3つの道からひとつ選ぶ。
神道のしきたりを通じて導かれる「自然」。ひんやりと澄み渡る、自然の清涼な世界へ。
禅の庭で座す「マインドフルネス」。集いし者たちが佇む。ここの静寂は空っぽ(虚無)ではなく、満ち足りている。湧き上がるべきものが、ただ表面へと浮かび上がってくる。
地元の伝統に触れる「工芸」。集いし者たちは、手仕事の手技を通じて、自らの魂が表現すべき道を見出していく。
2026年10月24日
Encounter
自然・人・文化と出会う
職人、実践者、そしてアーティストたちが、この季節を祝うために集う。集いし者たちもまた、季節の息吹を肌で感じ、解き放たれた心でそこに加わる。朝から夜まで、星々、満ち溢れるクリエイティブなエネルギー、そして、そのすべてに宿る未知なるワンダー。
大原山荘
京都の北部、山々が間近に迫り、街の喧騒が消え去る場所に「大原山荘」は佇む。古来、貴族や詩人、そして僧侶たちが魂の癒やしを求めて訪れた地、大原。
タイの「ケーン」と、日本の「笙(しょう)」。遥か数千マイルの距離と、2つの古代文化に隔てられたフリーリード(自由簧)楽器が、ここ大原の地でひとつに溶け合う。
2026年10月25日
Realization
世界の見方が変わる
鞍馬の霊山にて。
夕刻の空の下、赤く染まりゆく京都を見下ろしながら。奉納演舞が、この集いの締めくくりを祈りと悟り、そして内省のひとときへと導いていきます。
鞍馬山、京都北部
私たちは、それぞれの時間の中で「妙(みょう)」を探求し、それぞれの言葉で、それを定義していく。